前週の小欄「動物園通りに無残な姿をさらすナナカマドの剪定について取材すると―」について、五人の読者からメールや電話があった。その中の一通、アドレスから推して、多分、以前取材させていただいた、牛飼い業を営む方からのメール。

 「昔、街路樹の臨職をして、冬期間市内の路線の各種街路樹の剪定作業を行いました。夏場に信号機や標識が隠れないように、電線、電話線の障害にならないよう、予め予想される枝は強剪定しますが、他は樹種による樹型に合わせた剪定をします。

 街路樹という過酷な環境で、人間社会のために生きている樹木なので、まず何よりもその木が少しでも生きやすいよう考えるべきです。

 文面から感じるのは、業者も検査官も命あるものを扱っているという意識が余りにも乏しすぎる。枯れたらメンツで補償する次元ではないでしょう。事業費が正確に使われたか否かだけで判断するべきものではないでしょう。

(工藤 稔)

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