前週の小欄の末尾に、「来号ということで」と約束した旭山公園の散策路について、読者でもある友人からメールが届いた。六日号、十三日号で取り上げた「旭山の散策路がひどいことになっている」と教えてくれた、あの彼である。そのさわりを――

 二十日付けの道新・旭川面を見て、驚きました。旭山問題です。

 記事の書き方は、「拡幅工事と転落防止用ロープ柵が設置され、これまでのり面崩れなどは起きていなかったという」というもので、拡幅工事と転落防止用ロープ柵という、あの散策路にとって不要のものを作ることによって、人工的なのり面ができ、その結果、崩壊が始まったという事実が、全く伝わらない表現になっています。

 市当局の言い方を、そのまま垂れ流していると思われても仕方のないような表現です。「岩盤が一部風化したためでは」だあ、人ごとみたいにこくんじゃねえよ!と怒ってしまいました。

(工藤 稔)

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