北星市民委員会育成部(蓮田勲部長)と、みずほ通商店街振興組合(大川勝人理事長)の、夏休みの小学生を対象にした宿泊体験会「お寺に泊まろう」が、七月二十八、二十九日、錦谷寺(小島大璽住職、大町一ノ五)で開かれた。

  少子化で人と接する機会が減っている子どもたちに、他の学校の仲間や大人と一緒に過ごす集団生活を体験してもらおうと、四年前から開いている。今回は大有小、大町小の児童を中心に六十一人が参加。世話役は委員会や商店街の関係者のほか、道教育大旭川校のボランティアサークル「ありんこクラブ」(入江夏未代表)のメンバーやOB約三十人が担当した。

  初日の夜は、アニメ上映会の後、七夕に飾る短冊作り。大川理事長が「この短冊は、四日と五日のみずほ通商店街の七夕祭りで取り付けますので、持ってきてください」と呼びかけ、子どもたちは「字がうまくなりたい」、「全道大会に行けるように」などと、思い思いに願い事を書き込んでいた。子どもたちは庫裏での食事作りや、寝袋で大勢で宿泊するなど、家では出来ない貴重な体験を楽しんでいた。