画像 道教育大旭川校の七八年(昭和五十三年)卒業生で作る五三(ごみ)会(会長・加藤広幸六合中教頭)のメンバーが十日、母校のキャンパスで清掃や樹木の剪定などの奉仕活動を行った。

 会として母校に貢献しようと、卒業二十五年の五年前から毎年行っている。今年は卒業三十年にあたり、市内や士別、富良野、中川などから過去最高の二十人が集まった。正門奥で開かれた開会式には、旭川校の芝木邦也副学長も姿を見せ「皆さんあまり無理しないでやってください」とメンバーをいたわるあいさつ。

 会員たちは、グループに分かれて正面の管理棟と自然科学棟の連絡通路や、音楽棟・体育館に至る連絡通路のガラスをホースの水をかけて雑巾をかけ、丁寧に汚れをふき取った。

 参加した会員の多くは、小中学校の校長や教頭を務める管理職。普段は学校運営に忙しい日々を送る“先生方”だが、この日は雑巾やバケツを手に、学生時代に帰った雰囲気。

 士別・多寄小の藤木由加里教頭は「学校でもいつも子どもたちと一緒に掃除してますから」と手際よく作業を進めていた。