永山町・上村さん

画像 市内永山町の会社役員・上村隆生さん(57)が自宅の畑で育てているキュウリの苗木に、黄色くて握り拳のような実がたくさん付き、周囲の人たちを驚かせている。

 実はこの苗木、イギリスなどが原産地とされる、レモンキュウリという品種。その名の通り、一見レモンのような形と色をしているのが特徴だ。しかし、皮をむくと、馴染みある一般的なキュウリの色と味で、食感はとてもみずみずしい。

 上村さんの畑にあるたくさんの苗木のうち、八本だけがレモンキュウリだった。どうやら、春先に買った種の中に混じっていたらしい。

 何も疑うことなく、普通のキュウリだと思って育てていた上村さんは、「びっくりしたと同時に、気味が悪かったです。レモンキュウリだと分かってからは、サラダにしておいしく食べました。他の調理方法があるのなら教えてほしいですね」と、笑顔で話す。

 また、楽しみながら栽培を手伝っている近所の松澤晃さん(67)は、「最初は何も知りませんから、栽培に失敗して変な実が付いたのだと思い、枝からもぎ取って捨ててしまっていたんです」と、初めての経験に苦笑いをしている。