画像 網走管内湧別町で「本間沢窯」を開く鈴木義隆さんの作陶展が、木想舎GEN(宇園別二区)で開かれている。

 鈴木さんは五一年東京生まれ。七六年に萩焼の濱中月村氏に師事し、八三年に斜里町峰浜に共同で斜里窯を開窯。九五年にサロマ湖に面した湧別町芭露(ばろう)地区から五キロほど入った本間沢で本間沢窯を開いた。木想舎GENでは〇二年(平成十四年)から毎年作品展を開いている。

 作品は壺や茶碗、カップなどの約百点。即売も行っている。鈴木さんは「今回の作品は、粘土や釉薬の原料になる木やわらにも、出来るだけ道内産のものを使って仕上げました」と話しており、特に茶道具として重宝されたという、高級感あふれる萩焼の世界に触れることが出来る。

 三十日まで。午前十時―午後六時。月曜日休み(休日の場合は開館)