画像 強盗事件が発生した時、冷静な対応で犯人逮捕につなげようと六日、JAあさひかわ永山金融支所(花井勝博支所長、永山二ノ十九)で防犯訓練が行われた。

 同支所では初の実施。閉店直後の午後四時過ぎ、黒いサングラスにマスク姿で、ナイフを持った犯人役の旭川東署員が乱入。カウンター内の女性職員を「金を出せ」と脅した。職員が金を渡して犯人が逃走した後、男性職員が追跡、車のナンバーや特徴などを110番通報した。

 この日の訓練では発生から犯人逃走まで五十秒ほど。訓練終了後、旭川東警察署の伊林潤生活安全課第一係長が講評。職員に犯人の人相や着衣を質問して確認した後、「金はなるべく奥の方から出し、もう少し時間を稼いでください」などとアドバイス。職員や他店舗からの見学者は真剣な表情で聞き入っていた。

 花井支所長は「思うように行動出来ない部分もあったので、きょうの訓練を今後の防犯に生かしたいと思います」と話していた。