画像 秋の交通安全運動スタートを翌日に控えた二十日、交通安全総決起集会が、市、上川支庁、警察や運輸業界関係者など約三百五十人が参加して、大雪アリーナ裏の駐車場で開かれた。

 今年の道内は、昨年までの交通事故死者減少ペースが一転、前年同期比で三十人以上増加し、三年連続全国ワースト1返上に危険信号がともっている。このため集会も、例年以上に危機感あふれるものになった。

 会では道警旭川方面本部の渡辺政則本部長が厳しい現状を報告。

 「家庭、職場で声かけを徹底し、交通事故の加害者、被害者にならないようにしましょう」と参加者に呼びかけた。また旭川南高柔道部の上野巴恵さん(三年)による交通事故死三年連続ワースト1返上を目指した応援メッセージの発表、白百合幼稚園児による誓いの言葉発表などが行われた。

 集会の後、参加者は会場前の国道237号、国道40号の花咲スポーツ公園前、国道39号の大雪通・ビッグハウス前の三カ所に分かれ、ドライバーにチラシや夜光反射材などを配って交通安全を呼びかけた。