画像 次の世代に良い森を残そうという「ドングリの森プロジェクト」が二十一日、東川町の民有林で開かれた。旭川家具工業協同組合(理事長・桑原義彦匠工芸社長)が呼びかけて、二〇〇四年から続けている。

 時折、雨が落ちてくる空模様。「あいにくの悪天候ですが、植樹にはとてもよい季節です。二千本がんばって植えましょう」と桑原理事長が挨拶。市内・近郊の家具メーカーの従業員や家族、大学や専門学校の学生ら約二百人が参加して、一ヘクタールの敷地にミズナラ(どんぐりの木)の苗木二千本を植えた。

 この場所の土は元々生えていた植物の根で硬く、スコップで苗を植える穴を掘るのも一苦労。初めて参加する人は植樹のコツを教わりながら、慣れない手つきで奮闘していた。

 今年植えたミズナラが、家具材として使えるようになるには百年~二百年。まさに未来への贈り物だ。