画像 市内を流れる石狩、牛朱別、忠別、美瑛の四河川の河川敷の植生を調べた「旭川市周辺における川辺の植生調査」展が、旭川市緑の相談所(神楽岡公園)ロビーで開かれている。

 市内で環境保全活動を続けている旭川みどり21の会(成田一芳代表)が〇三年から昨年まで、四年にわたって調査した結果を発表している。調査区域は石狩川が永山橋―近文大橋間、牛朱別川は豊永橋、忠別川はツインハープ橋、美瑛川は雨紛大橋から他川との合流点までと、市街地のほぼ全域が含まれている。

 分布図はドロノキ、クサヨシ、オオイタドリといった植物ごとに色分けされ、調査地点の写真も添えられている。同じ場所でも季節を変えて四回ほど調査したという力作だ。またタヌキモ、ノダイオウなど、絶滅が心配されている特定種十三種が見つかったことも、合わせて報告している。

 同会は神楽岡公園の巨木調査なども行っており、成田さんは「これからも調査を続け、市民の皆さんの役に立つ情報を提供したいと思っています」と話している。

 入場無料。来年一月三十一日まで。午前九時―午後五時。月曜日(祝日は開館、その場合翌日休館)と、二十九日から一月四日は休み。