画像 今年のかるた開きを兼ねた、第四十二回北海道選抜歌留多大会が五日、北海道護国神社で開かれた=写真。

 道内で一般的な、下の句を詠んで下の句が書かれた木札を取る下の句かるたの伝統を守ろうと、北海道歌留多振興会(東国幹会長)が「北海道歌留多本院」の同神社で毎年開いている。大会には地元の旭川赤翼歌留多倶楽部(宮野勝会長)をはじめ、札幌、稚内、室蘭、別海などから十六チームが出場。一チーム三人でトーナメント方式で争われた。

 読み手が下の句の最初の語を発した次の瞬間、床を激しく何度もたたく音が響き渡った。札を取った人が、気合いを入れて精神を集中させるために行うもので、札が少なくなるにつれ、会場は緊張感に包まれる。

 大会の結果、旭川赤翼歌留多倶楽部チーム(高松大悟、小野寺税、高松洋樹)が決勝で岩見澤梅ヶ枝倶楽部に敗れたものの、準優勝と健闘した。