画像 旭川と周辺の町でボランティア活動を行っている人たちが一堂に集まり、連携を図ろうという「かみかわ中央部ボランティアスキルアップ講座」が十七日、上川教育研修センターで開かれ、旭川と鷹栖町、東川町など七町から約六十人が参加した。北海道社会福祉協議会上川地区事務所の主催。

  この日は修学旅行先のマレーシアに、使われなくなった車椅子を整備して寄贈する活動を行っている旭川藤女子高校の生徒十四人も参加。実践活動の報告のあと、参加者と車椅子の分解整備や汚れ落としを体験した。

 各市町の社会福祉協議会から持ち込まれた十台の車椅子は、長い間使われずに動きが悪かったり、逆に酷使されて汚れが激しいものなど、整備のやりがいがあるものばかり。これを生徒と参加者が協力しながら分解点検や、錆落とし剤を使って汚れを落とした。

 二時間ほどで、すっかりきれいになった車椅子は、担当者が本当に自分が持ってきたものかと目を疑うほど。ある町の担当者は「町内の福祉施設から預かってきましたが、持ってくるのをためらうほど、かなり汚れていました。こんなにきれいになって、施設の方もびっくりするでしょう」と喜んでいた。