画像 三浦綾子記念文学館の開館十周年を記念するチャリティー・ニューイヤーコンサートが十七日、雪の美術館音楽堂で開かれた。

 市内の異業種二十五社でつくる木曜塾(田中博徳塾頭)の主催。十周年を迎えて収蔵庫の増築や、常設展示の一新を計画している同館を支援しようと開かれた。

 出演したのは、ともに日本で活動するバイオリンのマウロ・イウラートさんと、ピアノのジュゼッペ・マリオッティさんの二人。イウラートさんはウィーン国立音楽大学在学中の〇二年、旭川・ウィーン国際弦楽セミナーに参加。現在徳島県に在住するマウロさんは、日本で活動するきっかけになったのが、旭川でのセミナー参加というほど、旭川との縁が深い。マリオッティさんもウィーン国立音楽大学出身。

 二人はクライスラーの「美しきロスマリン」、「愛の哀しみ」、「愛の喜び」など、バイオリンの名曲を演奏。集まった人たちは息の合った演奏に聞き入り、一曲終わるごとに大きな拍手を送っていた。