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 旭川で二十二日から二十六日まで開かれた、2008ジャパンパラリンピックアイススレッジホッケー競技大会に出場したアメリカとノルウェーの選手団が二十五日、旭山動物園など市内や近郊各地の観光を楽しんだ。

 バス二台で旭山動物園に着いた一行は、日頃鍛えた体で冬の旭山の坂道をものともせずに車椅子で園内を巡った。ペンギンの散歩やあざらし館、ほっきょくぐま館では、日本人観光客と一緒に歓声を上げて楽しんだ。

 この日は動物園にも置かれている雪道用車椅子「快適AQURO(アクロ)」に、一部の選手に乗ってもらい、今後の性能アップの参考にしようと、感想を聞いた。開発に携わった、旭川産業高度化センターなど「雪の中でもてなし隊・大雪」の関係者が見守る中、試乗したノルウェーチームのフォワード、ジョーハン・シックベランさん(34)は「雪の中でもスイスイ動けて便利です。前輪がもう少し軽いともっといいですね」と話していた。