img小家具メーカーの(株)コサイン(星幸一社長、永山町六)に勤務する家具職人・川上博美さん(30)が北海道の男女平等参画チャレンジ賞を受賞し、七日、道庁の知事会議室で表彰を受けた。贈呈式には川上さんの他、同じ賞を受賞した新得町の牧場経営・湯浅優子さん、帯広市のばんえい競馬調教師・谷あゆみさんの二人も出席した。

この賞は、男女平等参画社会実現への気運を高めることを目的に、職場や地域、または家庭など、社会のあらゆる分野で各自の能力を生かして活躍している個人、団体を顕彰するもの。男女平等参画におけるチャレンジの身近なモデルを示す賞として、〇四年(平成十六年)に創設された。

川上さんは九九年(平成十一年)に技能五輪で全国優勝、また〇五年(同十七年)には、道の若年優秀技能者知事賞も受賞している。今回の受賞について川上さんは「技能五輪と違い、実技があったわけではないので、贈呈式に出席するまでは受賞の実感がありませんでした。式でお会いした受賞者のお二人が大変素晴らしい方々で、たっぷり刺激を受けました。お二人と会話をさせて頂いて、自分の進むべき、変わるべき方向が見えたように思います」と話した。

また川上さんは、「働く女性のモデルとしてこの賞を贈られたのだと思います。周囲の期待を裏切らないように、一層心を込めて仕事をして行きたい」と意気込みを語った。