img【当麻】町内の高齢者の学習の場「イチイ学園」の入園式が十六日、福祉会館講堂で開かれ、男性三人、女性十六人の新入生が五年間の学園生活をスタートした。

「当麻町の木」にちなんで名付けられた同学園は、今年で三十六年目。式は二年生から五年生までの在校生九十二人が拍手で迎える中、新一年生が入場して始まった。学園歌斉唱のあと、糠谷仁一教育長が「大志を抱くことに年齢は関係ありません。強い意志で学園生活を送ってください」と式辞を述べた。

また菊川健一町長は「今、“五年間は長いかな”と思っている方がいるかも知れませんが、先日卒業した方々は皆“あっという間だった”と言っていました。安心して学び、楽しんでください」と新入生を歓迎した。

在校生代表の歓迎の言葉に続き、新入生全員が登壇して一人ずつ自己紹介。中には「六十年以上前の、小学校に入学した時を思い出してわくわくしています」とあいさつした人もいて、新たな学生生活に期待を寄せていた。新年度の学習は五月二十一日から毎月第三水曜日に行われる。