四十年前から子どもたちの世界を書き続けている児童文学者・後藤竜二さんの講演会が二十一日、中央図書館で開かれる。

道内では夕張、札幌、旭川の三カ所開催で、旭川は三年振り。旭川文庫読書会連絡会、旭川の学校図書館を考える会など四団体が共催する。

後藤さんは美唄市の出身。早稲田大学入学と同時に少年文学会に入り、卒業の時に書いた「天使で大地はいっぱいだ」で講談社の児童文学新人賞に入選して、作家としてデビューした。

その後、「白赤だいすき小○の旗風」(講談社)、「少年たち」(同)で二度の日本児童文学者協会賞を受賞。昨年は、日本絵本賞大賞を受賞したほか、今年の春からは「三年一組ものがたり」をスタートさせ、四月は「ジュン先生がやってきた」のタイトルで、子どもたちに生きることに対する熱いエールを送っている。

共催団体では「ぜひ多くのお母さんに聞きに来てもらいたい」と話している。

当日は、二階の視聴覚室を会場に午後一時半開演。参加は無料だが、資料代として三百円が必要。問い合わせは平泉さん(TEL65―8283)まで。