交通事故で痛めた首や腰の障害を自作の器具で克服した、伊達でピアノ教師をする水元由美子さんの健康講演会が十五日午後一時から、シューズショップトクノ（四条買物公園）で開かれます。
水元さんは平成九年に交通事故に遭い、首や腰を負傷。事故によって首は上を向く事が出来ず、腰は痛みで歩行も困難な状態に。多くの病院や様々な治療を試みたが症状は改善されなかったといいます。
ある時、台所にあるプラスチック容器を腰に当ててみると不思議と痛みが治まり、驚いたとのこと。骨盤ベルトに容器を固定してみると楽に歩く事も出来き、背中に当ててみると首も動かせるようになりました。半年後には症状がかなり和らぎ、日常生活も普通に送れるまでに回復したといいます。
「全国の同じ様な苦しみを持った人達にも楽になってほしい」という気持ちから商品化を決意し、平成十五年に「頚痛・及び腰痛治療用押圧器具」として実用新案登録。カップの形がホタテ貝に似ていることから商品名を「シェルマジック」（五千円～）と名づけて発売しました。「わずかな段差でつまづき、杖をついた老人に追い抜かれていた自分が惨めで悔しかった。歩けない苦しさは人一倍わかります」と振り返る水元さん。講演では、実体験を交えて健康な体について話す予定です。
健康講演会の問い合わせはシューズショップトクノ（TEL２３―２５５２）まで。
