当麻町とJA当麻から上川支庁に贈られ、九日から十一日までの三日間支庁内一階のカムイミンタラホールで展示されていた「でんすけすいか」が十二日、市立永山保育園(中谷良弘園長)にプレゼントされた。

午後二時、同園を坂口収支庁長が訪れると、昼寝後のおやつの時間に合わせて切り分けられたスイカがさっそく子どもたちの前に。園児たちは待ち切れない様子で「いただきまーす」と大声を張り上げ、スイカにかぶりついていた。

旬になると、おやつの時間にスイカが時々出されるが、この日は今年の初物となった。

でんすけすいかは六日の初せりでは一個六十五万円の過去最高の高値を付けた。同園に贈られたすいかも約八キロの大型だったが、同園の園児数は百四人。一個をほぼ百等分したことから一人当たりの大きさは少々物足りないものになった。

坂口支庁長は「こんなにたくさん園児がいるとは思わなかった。来年は小遣いから二、三個足し増して贈らないといけないなぁ」と語っていた。それでも、園児たちは「おいしかった」「ありがとう」と笑顔いっぱいだった。