img小熊秀雄賞市民実行委員会が十五、十六、十七日の三日間、旭川市科学館・サイパルのプラネタリウムで、星空を眺めながら小熊の詩を楽しむ「夏の星空と小熊秀雄の世界」を開きます。

一九〇一年(明治三十四年)、小樽に生まれた小熊は、一九二二(大正十一年)年から七年間、旭川で新聞社に勤務する傍ら、詩や評論、小説、絵画など多彩な分野で多くの作品を発表しました。三十九歳という若さで逝った、ゆかりの詩人の名を冠した第一回の小熊秀雄賞の贈呈式が行われたのは一九六八年(昭和四十三年)のこと。今年五月、第四十一回の贈呈式が市民実行委員会によって市民文化会館で盛大に開かれました。

小熊には「星の流れのように」と題する詩があることから、プラネタリウムの星空の下で、小熊の詩の朗読を楽しもうと企画した集いです。朗読は、劇団「劇乃素艶屋」の佐藤鍵さんと、旭川文庫読書会連絡会の平泉美智子さんの二人です。

三日間とも、午後六時四十分から一時間の予定です。プラネタリウムの観覧料(大人三百円、高校生二百円、中学生以下無料)で入場できます。問い合わせは、市民実行委員会事務局(TEL61―2731)へ。