img中国の芸能「京劇」で使われる楽器、京胡(ジンフー)の名手として知られ、日本でもNHKの大河ドラマなどに出演している呉汝俊(ウー・ルーチン)さんのコンサート「京胡がつむぎだす悠久の調べ」が十月二十日午後六時半から、旭川市民文化会館で開かれます。MIN―ONの主催。

呉さんは、一九六三年、中国・南京生まれ。伝統的な楽器・京胡の演奏者としての顔のほか、俳優、作曲家、歌手、脚本・演出家としても活躍しています。〇五年には、NHKの大河ドラマ「大化の改新」に船恵尺(ふねのえさか)役で出演、「義経」の音楽にも参加しています。

京胡は、もともとはモンゴル族の楽器で、今から二百年ほど前に京劇の主席伴奏楽器として演奏されるようになりました。竹製のシンプルな楽器ですが、優しく美しい音色から、太く力強い音まで、人間の声に近い音を出せる楽器と言われています。

チケットは五千円。ローソンチケットのほか、玉光堂旭川店でも扱っています。問い合わせは、MIN―ON旭川(TEL57―0244)まで。