音楽運動療法に取り組んでいるミュージック・ワンダー・クラブ(MWC、五十嵐路子代表)が十月十二日午後一時半から、神楽公民館の木造館(神楽三ノ六)でコンサートを開きます。MWCが旭川で音楽運動療法を始めてから今年で十周年を迎えるのを記念して開くコンサートです。

音楽運動療法とは、音楽家である野田燎さん(大阪芸大教授、医学博士)が実践している療法。サキソフォンの演奏を通して患者の情動に働きかけ、トランポリン上での上下運動などその患者の身体機能に適した運動をすることで、障害や苦痛に悩む人々の機能回復や苦痛の軽減を試みるものです。これまで脳性麻痺やパーキンソン病患者の機能回復に少なくない効果を上げた実績があるとされています。

MWCは、旭川でこの音楽運動療法に取り組んでいます。発足当時から野田さんが指導のために定期的に旭川を訪れており、療法の中でサキソフォンを演奏していましたが、コンサート形式での演奏は初めてです。

当日は野田音楽運動療法研究所の専任ピアニスト、大植京子さんと共演します。サキソフォン奏者としての野田さんのプレイをじっくりと堪能できるコンサートです。

入場料は一般千円、小・中・高校生とハートフルは五百円。問い合わせは五十嵐さん(090―9757―8689)へ。