img北海道高等学校連盟主催の「第五十二回全道高等学校弁論大会」が十五日から十七日まで、市民文化会館などで開催され、各校から選ばれた代表弁士が環境問題や学校生活などをテーマに熱弁を振るった。

大会には全道から二十四校、四十六人が出場。上川地区からは旭実、旭東、旭藤女子、旭明成、旭竜谷、旭大高、旭商の七校、十人が出場した。

課題の部では、旭大高の渡辺ともみさん(一年)が優秀賞に選ばれた。自由の部では、旭東の佐藤允洋さん(二年)が最優秀賞に輝いた。

渡辺さんは、課題の「地球」をテーマに、生まれ育った酪農家の暮らしを通して発表。「家は自給自足が原則で、近くの川で捕れる魚などを干したりして冬場にも食べられるように工夫している。何ひとつ無駄にすることはない。一粒の米も一切れの肉も、一枚の紙も粗末にしてはいけない」などと資源の大切さを強く訴えた。

佐藤さんは「Dr・コトーによばれて」と題し、小学校から通う劇団やダンススクールの体験を自分の医師になる夢と重ね、「患者さんたちと一対一で真剣に向かい合い信頼関係を築ける医師になりたい」とコミュニケーションの大切さを訴えた。

二人は来年八月一、二日に三重県尾鷲市で開催される「第三十三回全国高等学校総合文化祭弁論部門」に出場する。