旭山動物園の今夏開園期間の入園者数が前年度を下回った。前年割れは平成八年度以来、十二年振りのこととなる。

今年の夏期開園(四月二十六日~十月十九日)の入園者数は二百七万五千九百四十六人(うち有料入場者数は百六十五万三人)だった。過去最高の入場者数を記録した前年度と比べると、二十二万七千四百六十人の減で、前年比は九〇・一三%となっている。

一方、入園料収入は昨年の約十三億円から二億円ほど増えており、これは旭川市外からの来園者入園料を一般五百八十円から八百円に値上げしたことによる。

西川市長は今夏の入園者数について「ガソリンなど物価高騰による消費低迷、旅行需要の落ち込みがある中で、前年比九割を確保したのは喜ばしいと感じている」と話している。

なお、冬期開園は十一月一日から始まる。