img「障害児教育の母」と呼ばれた石井筆子の生涯を描いた映画『筆子その愛』(山田火砂子監督)が、社会福祉法人・新生会などの主催で上映されます。

幕末、長崎県大村藩士の娘として生まれた筆子は、その美貌と知性で“鹿鳴館の華”と呼ばれました。しかし最初の夫・小鹿島果との間に生まれた三人の娘はいずれも知的傷害や病弱であるうえ、夫を若くして亡くしました。筆子は社会活動を精力的におこなう中で、日本初の知的障害者施設「滝乃川学園」の創始者・石井亮一と出会い、再婚します。筆子は夫の事業を支える一方、学園の子どもたちに無償の愛を捧げ続けました。

出演は常盤貴子、市川笑也、加藤剛ら。ナレーションは市原悦子。平成十九年度の児童福祉文化賞を受賞しています。

二十二日、午後一時半から、春光台地区センター(春光台三ノ五)で開かれる「福祉のまちづくり・人づくり集会」の中で上映します。

また、午後四時からは社会福祉法人・雪の聖母園就労センター「オプス」センター長の中川博之さんが講演します。入場料は無料(定員は百五十人)。観覧を希望の方は直接会場まで。