映画「アメリカばんざい」の上映会が二月十五日、サン・アザレア（六ノ四）で開かれます。同旭川上映準備会（守屋敬義代表）の主催。
――映画「アメリカばんざい」は、藤本幸久監督による〇八年のドキュメンタリー作品。〇八年三月で開戦五周年に突入したイラク戦争。多くの死傷者を出しながらも、米軍は兵士を現地に送り続けている。だが国内でも戦争への非難の声が高まるばかりで、厳しい軍隊生活に耐え切れず脱走する兵士も八千人を超えた。それでも軍隊を志願する若者が後を絶たないのは、格差社会が原因だった。
カメラは、アメリカ海兵隊のブートキャンプ（新兵訓練）に参加した後に、戦地に送られた若者たちを追った。入隊する若者たちのほとんどが貧困層出身。そして多くの帰還兵がホームレスになっている現実を映しだし、観る者にアメリカ社会の闇を訴えかける。格差社会が進行する日本。アメリカの今は、日本の近未来なのか――。
上映は(１)午後一時半(２)午後六時の二回。前売券は一般千円、学生七百円（当日は各三百円増し）です。冨貴堂各店、こども冨貴堂などで扱っています。問い合わせは由井さん（０９０―８３７２―３２８６）へ。
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また、同日午後四時から、女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会が行われます。〇七年五月、上官男性にセクハラを受けたと国を相手に民事訴訟を提起した現職女性自衛官の裁判を支援する集いです。
映画「アメリカばんざい」のインタビュアーでもある影山あさ子さんをメイン報告者に招きます。集会は参加無料です。問い合わせは由井さんへ。
