img札幌在住の造形作家・小林重予さん(51)のアイディアで始まった「往来葉書」。受け取る相手を思いながら描いたハガキを投函し、受け取った相手は届いたハガキに手を加え返信して、二人の共同制作で一つの作品ができるというユニークなアートです。

小林さんは、鹿児島在住の詩人・岡田哲也(61)さんと、〇七年の節分から一年間にわたって五十五通の「往来葉書」を交わしました。小林さんのイラストやコラージュに、岡田さんが詩をそえた作品です。

imgその小林さんの個展が三月三日から、こども冨貴堂(七条買物公園)のギャラリーKIDSで開かれます。小林さんと岡田さんの往来葉書の作品五十五点と、この作品展にあわせて小林さんが旭川地域の人たちと交わした往来葉書、そして立体作品を展示します。

会期中には岡田さんを迎えてのレクチャーや、ワークショップも行われます。

imgあさひかわ新聞では、小林さんと往復葉書でコラボレーションした八人の作品を、一月二十日号から十週にわたり紙面で紹介します。お楽しみに。

【こばやし・しげよ】一九五七年札幌市生まれの造形作家。インドネシアで木彫を学ぶ。札幌ドーム、STV本社外壁レリーフなど、野外彫刻を手がける。

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img作品展の参加者を募集 ワークショップ 「手から手へ 旅する葉書」

小林重予さんを講師に二月十四日午前十時から、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館研修室(春光五ノ七)で、「旅」をテーマに絵を描き「往来葉書」を作成します。

参加費は二百円、定員は二十人です。二十二日から受付開始(定員になり次第締め切ります)。

出来上がった作品は、三月に館内で展示します。

問い合せは同館の斉藤さんまで(TEL52―0033)。