img大雪地ビール(宮下通十一、井内敏樹社長)が、新しいビール「萌芽」の販売を始めた。

「萌芽」は大麦麦芽のほかに、下川町産の小麦ハルユタカを使用して醸造したヴァイツェン(白ビール)。これまで大雪地ビールのヴァイツェンとしては夏季限定の「美白」があったが、より地場の材料を使ったビールを目指そうと昨年末から仕込み、今月二日から「美白」に替わって地ビールのラインナップに並んでいる。

原料となる下川町産の小麦ハルユタカを東川町の松家(まつか)農園に持ち込んでモルト化し、大雪地ビールが醸造している。松家農園には発芽米を生産する技術・設備があり、これが小麦のモルト化にも応用できた

すっきりした飲み口で、フルーティな味わいが特長。うっすらとした白い濁りは、濾過をしていない証だ。大雪地ビールの梅井幹雄取締役支配人は「非常に良い状態に仕上がっています。女性向けの美しい白ビールをぜひ堪能していただきたい」と話している。

ビアグラス一杯五百円。基本的には夏季限定(六月~十月)の提供だが、今年は通年で販売する予定。またビン詰め商品も現在製造中で、大雪地ビールでは三月までの完成を目指している。

大雪地ビール館の営業時間は午前十一時半~午後十時。問い合わせは同館(TEL25―0400)へ。