img障害者の福祉、就労支援の活動をしているNPO法人旭川ひだまりの会(鈴木ゆかり代表)が、同法人が運営する喫茶ひだまり(七ノ八)と旭川市水道局内の食堂で働く障害者スタッフたちの接客力の向上を目指して一月三十一日、ロワジールホテル旭川(七ノ六)でテーブルマナーを学んだ。

旭川ひだまりの会は精神障害者たちに憩いの場を提供する目的で、ボランティアの主婦らを中心に、九九年(平成十一年)に活動を始めた。〇六年、障害者自立支援法の成立を受け、障害者たちの就職支援を目的とした機関として、同法人を設立した。

テーブルマナーを学ぶ会には、職員やメンバーら二十九人が参加。最上階のレストランでフルコースの料理を前に、和やかな雰囲気で進められた。参加者たちはホテルスタッフの説明を真剣に聞き、ホテルマンの接客テクニックを目に焼き付けていた。

「接客、コミュニケーションを通して社会に出るための訓練を重ねています。今回はプロの接客を見て、体験して、多くを吸収してもらいたい」と同法人の小関俊幸施設長は話していた。