img旭川グランドホテルの総料理長・吉岡将之さんと副料理長の渡辺強さんが二月二十七日、鷹栖共生会が運営する知的障害者通所授産施設「ぴあふる岩山」(東旭川町豊田)を訪れて、利用者らに一流シェフの味を振舞った。

社会貢献を目指す同ホテルの活動の一環で、今回で三回目。当日ぴあふる岩山では、地域の老人会の介護予防教室が予定されていたことから、お年寄りたちも招待し、地域との交流も図りながらの開催となった。

メニューは、麻婆豆腐、トマトスープ、地元産野菜の海鮮サラダ、杏仁豆腐、ご飯の五品。麻婆豆腐とトマトスープの材料には、鷹栖共生会の製品である絹ごし豆腐(試作品)とトマトジュースを使った。旭川グランドホテルの麻婆豆腐には以前から絹ごし豆腐を使用している。「木綿豆腐では、豆腐に味がしみ過ぎる。絹ごしの方が豆腐本来の味が生きます」と渡辺副料理長。

正午から、利用者と施設職員あわせて四十八人が、また近隣地域から招いた十五人のお年寄りが施設内の食堂に集い、出来上がった料理に舌鼓を打った。