総健(市内四ノ八、資本金三千万円、國井實社長、従業員八十九人)が破産手続き開始申請の手続き申し立てをおこなうため、弁護士に事後処理を一任していたことが明らかになった。負債総額は約二億四千万円。

同社は一九八八年(昭和六十三年)に健康食品・寝具等の販売を目的に創業した後、エステ業に参入し今日の業態とした。旭川市内だけでなく、札幌や帯広等にも店舗網を拡充し、有名ホテルやスーパー銭湯での営業をおこない多店化を積極的に推し進めた。さらにエステスクールも経営し、地元での知名度は高まった。

しかし、設備投資負担や業績低迷の影響から財務内容は悪かった。そのため、〇八年(平成二十年)三月期の売上高は四億七千八百万円と一応黒字を確保したものの、内実は厳しかったようで、今年一月末には資金決済をできない状況に陥っていた。