img大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)の会誌「カムイミンタラ」第二十八号が刊行された。

巻頭言では寺島代表が「ふるさとの自然を」と題して、かつては身近な場所にいくらでもあったヤチと呼ばれる湿地について書いている。「ザゼンソウやミズバショウ、ヤチブキが咲き、カエルやサンショウウオの卵が決まってあった。…ふるさとには、忘れがたい人びととの絆とともに自然の情景がある。それは少なくても三、四十年前までは確かにあった自然の風景で…情景を持っている人たちが生きている間に、その自然を回復し後世に伝えることが大切だ…」。

そのほか、同会が運営する「ひぐま大学」の巡検報告や会員のエッセイ、子どもを対象にした自然学園・グリーンフォーラム旭川の活動リポートなどを収録している。

頒価千五百円。問い合わせは、寺島さん(TEL65―1940)へ。