三百五十人の団員による合唱「悪魔の飽食」の北海道公演が五月二十四日、旭川市民文化会館大ホールで行われる。同北海道合唱団（団員数二百人超）は、本番前の合同練習を四月十一日・十二日の両日、永山市民交流センター（永山三ノ十九、TEL48―１６５９）で行う。公開練習には、公演で指揮をする池辺晋一郎さんが来旭し、二日間にわたり直接指導する。
池辺晋一郎さんは現在、Ｎ響アワー解説者のほか、多くの音楽評論を手掛けている。オーケストラ、吹奏楽、映画音楽などの作曲者として著名で、合唱組曲「悪魔の飽食」の作曲家でもある。
練習の二日間のうち、特に十二日は「公開練習日」として、音楽関係者をはじめ一般に練習を公開する。北海道合唱団の団長、梁川勝利さんは「著名な音楽家である池辺さんの指導を見学するのは、学校の音楽部員や指導者などにとって替え難い勉強になるはず。多くの方の参加を待っています」と話している。
十二日の練習は十時からスタート。昼休み（正午～午後一時半）の後に「悪魔の飽食」にちなんだ講演「７３１部隊について（仮題）」（講師・松村高夫慶大名誉教授）がある。午後二時半に練習を再開し、午後四時半に解散の予定。
見学、講演聴講とも無料。申し込みは不要。問い合わせは梁川さん（TEL84―３７１８）へ。
