あさひかわ新聞で星占いの連載を担当しているカメリアマキさんが、占術の道に入って四十周年を記念して、オリジナルのタロットカード「御守りタロット」=写真=を作った。

タロットカードは正式には七十八枚あるが、特に占いに使うカード二十二枚を「大アルカナ」と呼ぶ。このオリジナルタロットも大アルカナだ。

カードは光沢のある紙で出来ている。表はモノクロ印刷で、自分で着色するなどしてオリジナル化を楽しめる。またタロットカード初の試みとして、左下に西洋占星術の「十二宮」を、右下には天体のシンボルを記し、タロットとの関連性を表した。裏は、カメリアさんが好きだというヒョウ柄を基調に、魔女をかたどったロゴマークを細かくあしらった。

デザインは市内在住のグラフィックデザイナー、松田美環さんが担当。松田さんはカメリアさんのもとに通う弟子の一人でもある。表面にはカードの制作に協力した人々の名前を隠し文字で記し、感謝を表した。それを見つけるのもこのタロットの楽しみの一つだ。

カメリアさんは「自分のタロットを作るのは占い師の夢。四年ほど前にも女性週刊誌の企画で作ったことがありましたが、私の希望は完全には採用されませんでしたので、今回は本当に嬉しい。デザインから印刷までの全てを旭川で出来たことも大変嬉しいです」と、タロットの完成を喜んでいる。

タロットカードは一組二千六百円で販売する。解説書付き。問い合わせは西岡さん(090―2055―2935)へ。