エルダーホステル協会の北海道講座中高年のための生涯学習プログラムを運営するエルダーホステル協会の北海道講座が六月三十日から三日まで、旭川と近郊で開かれた。同協会は全国に約五百人の会員がいて、国内や海外で様々なジャンルの講座を企画開催している。

今回の参加したのは、関西や名古屋などの女性十二人。美瑛町のユースホステルに二泊、旭川のホテルに一泊の日程で、中富良野町の富田ファーム、東川町の北の住まい設計社で、それぞれ経営者の講義を受けたり、富良野塾の演劇や旭山動物園を楽しんだ。

最終日は優佳良織工芸館での学び。木内和博館長が講演した。歴史の浅い北海道で百年先を見据えて優佳良織を創設した織元、故木内綾さんの創業当時のエピソードを交えて、伝統工芸に対する熱い思いと挑戦する姿勢などの話に耳を傾けた=写真。

参加者の一人、同協会専務理事の大原美和子さんは、「何十年も一つのことに打ち込まれて来られた方にお会いし、その生の話をお聞きできて、感動の講座になりました。旭川での夜の食事も本当においしかった」と話していた。