ハンセン病回復者の話を聞く会が十七日午後七時から、ときわ市民ホール(五ノ四)で開かれます。ハンセン病問題を考える会の主催。

同会は〇一年に発足し、市民講座や写真展・パネル展などを開催して、ハンセン病問題への理解を広げる活動を続けています。今回はハンセン病回復者の森元美代治さんの話を聞きます。

森元さんは奄美大島の出身。中学三年生の時に発症して国立奄美和光園に入園。大学進学を目指して国立多摩全生園に転園し、慶応大学法学部を卒業後、東京の信用金庫に入社します。しかし、その後再発し、多摩全生園に再入園。九六年の「らい予防法」廃止を機に実名を公表し、ハンセン病に対する差別・偏見問題に正面から取り組んでいます。

現在は国際的なハンセン病患者・回復者で組織するNPO法人IDEA(アイデア)ジャパンの理事長を務めています。

会には、ハンセン病回復者と北海道を結ぶ会の井上昌和さん(北海道薬科大学非常勤講師)がゲストとして参加します。

入場料は無料です。問い合わせは、由井さん(090―8372―3286)まで。