がん検診受診率向上プロジェクト

十三日、旭川信用金庫(杉山信治理事長)と東京海上日動火災保険旭川支店(小山成夫支店長)、旭川市の三者が「がん検診受診率向上プロジェクト」の協定書締結をおこなった。

この協定は、がんに対する正しい知識の提供や、がん検診受診率の向上を目的に官民が提携しておこなう啓発事業で、東京海上日動火災が旭川信金とともに提案。同様のプロジェクトは高知県で始まり、福井、栃木、宮崎の各県でおこなわれているが、市町村単位では旭川市が全国初。

検診受診を希望する人が(1)旭川信金各支店や市保健所健康推進課などでリーフレットを受け取り(2)指定医療機関でがん検診(胃・子宮・乳・肺・大腸の各がん)を受ける(3)リーフレットのアンケートの部分を医療機関に提出(4)受診者が東京海上日動か旭川信金に受診したことを電話で伝えると、旭山動物園オフィシャルフィギュアがプレゼントされる―というシステム。

協定締結式で西川将人市長は「旭川市民のがん検診受診率は乳・子宮がんは全国平均より高く、胃・大腸がんは平均並み、しかし肺がんは低い数字となっている。がんに対する正しい情報を伝え、受診率アップに努めたい」と挨拶した。