韓国伝統民族舞踊の華麗な舞旭川市と韓国・水原(スウォン)市の姉妹提携二十周年を記念して、水原市から旭川市夏まつりに合わせて金容西(キムヨソン)市長ら百三十人の親善団が訪れた。

その親善団の二十人ほどが七月三十日、市内春光台の特別養護老人ホーム・敬生園を慰問、韓国の伝統民族舞踊を披露した。会場には同園の入居者のほか社会福祉法人・敬生会に属する養護老人ホーム・敬心園や身体障害者療護施設・敬愛園に加え、地域のお年寄りら四百人ほどが詰めかけた。

あでやかな宮廷衣装に身を包んだ華麗な舞や収穫を祝う賑やかな楽器に合わせた楽しい舞など、四つの舞が披露され、見学者は盛んに拍手を送っていた。

この舞踊団は「伝統の踊りを受け継ごうという意識をもった一般市民で構成されており、二十代半ばから三十代前半の人たちが多い」と随行員の一人。

敬生園からは舞踏団の一人ひとりにと、入園者が焼いた七宝焼きが手渡された。同舞踏団の代表者は「韓国の伝統民族舞踊が敬生園を訪れるのは、今回で二回目と聞いています。日本の諺で、二度あることは三度あるといいます。またお会いできる日を楽しみにしています」と挨拶。八十代の女性入居者は「奇麗な衣装で楽しかった」と感想を話していた。