「絵本ねぶた」買物公園を練り歩く あべ弘士「動物交響楽」十五日夜、二基のねぶたが七条から四条までの買物公園に登場、約三百人が笛や太鼓のお囃子に合わせて元気よく“はねた”。

現在、道立旭川美術館で開催中の「あべ弘士 動物交響楽―交差するいのちの詩―」のイベントの一つ。元旭山動物園の飼育係で、絵本作家として活躍しているあべ弘士さんが、五年前から、依頼されて青森のねぶた祭で「絵本ねぶた」の絵を描いている縁で、実現した。

八月二日から七日に青森市で行われたねぶた祭りに参加した「絵本ねぶた」=写真=を先頭に、こちらもあべさん作の永山屯田まつりのねぶたと太鼓が続き、跳子(はねこ)と呼ばれる踊り手たちがお囃子に合わせて「ラッセラー ラッセラー」の掛け声を上げながら練り歩いた。

「動物交響楽」は十月四日まで。会期中の毎土曜日には、ギャラリートークやロビートーク、絵本フォーラムなどが開かれる。