MOA健康生活館で「健康まつり」無農薬・無化学肥料の野菜などを販売する「MOA健康生活館―オレンジハウス旭川店」(一ノ二十一)で二十三日、健康まつりが開かれた。

同館は昨年春にオープン。自然農法や有機JAS農法で育てた作物など、安全な食品を販売している。健康まつりは、開業からまだ日が浅い同館について、市民により知ってもらおうと開いている。

当日、同館前に設けられた特設テント内では、当麻で薬品などを用いずに育てた豚の串焼きをはじめ、有機無農薬野菜などを販売。店内では、地場の牛乳を使ったソフトクリームが子どもたちに好評だった。また無農薬緑茶の一缶詰め放題も人気を集めた。

同館の柳田富彦館長兼店長は「化学物質過敏症に悩む市内豊岡在住の女性が、神奈川県にある同病の支援センターに相談したところ、当館を紹介されたという事例がありました。旭川市内でもまだまだ認知度が足りませんから、こうしたイベントを通じて、安全・安心な食材がこの店で手に入りますよと広めていきたい」と話した。

同日午前には食育に関するセミナーが開かれ、道立上川農業試験場長で農学博士の菊地治己さんが「お米(道産米)と健康と環境づくり」の演題で講演した。