森山病院グループ「家庭でできるリハビリテーションの会」で楽しいひと時「つながり~人と心の和~」をテーマに、森山病院グループ主催の「第二十二回家庭でできるリハビリテーションの会」が八月三十日、ロワジールホテル旭川で開かれた。会場には患者やその家族など約二百人が集まった。

午前十時から始まった会は劇やピアノ演奏、体操、体験発表、ミニコンサートなど盛りだくさんの内容で、参加者たちは正午まで、楽しい時間を過ごした。

劇は二年前に妻を亡くしたことから、落ち込んでデイサービスにも通わなくなったお爺さんのリハビリ日記。お爺さんが友人や亡くなった妻(幽霊)の励ましを受けてリハビリテーションの会に出席し、元気になって人と人とのつながりに気付くまでの物語を病院職員が演じた。

ピアノ演奏は車いすのピアニスト・山崎理恵さんが「さくらさくら」や「トルコ行進曲」など三曲を披露。響き渡るピアノの音色に会場は水を打ったように静まった。

体験発表では、吉野富子さんが脳梗塞で倒れた夫が病院の治療や周囲の励ましを受けて段々と言葉を取り戻していく様子を感謝の気持ちとともに語った。同グループの森山領理事長のミニコンサートも開かれ、得意の喉を披露。大きな拍手を浴びていた。

訪問リハビリテーションなどの問い合わせは、森山メモリアル病院(TEL54―8688)まで。