作家・三浦綾子の没十年に合わせて、三浦綾子記念文学館(神楽七ノ八)が「三浦綾子祭」と「特別企画展」を開催します。

三浦綾子の命日は十月十二日。きょう六日から十二日まで、「三浦綾子祭」を次の予定でおこないます。

・三浦綾子直筆の水彩画展示/六日~十二日
・市民感謝デー(文学館の無料開放)/十一日
・三浦光世館長の小さな講演会/十一日午後二時から約四十五分間
・作曲家船村徹の「演歌巡礼~三浦綾子作品を想う~」/十二日午後三時から、ロワジールホテル旭川(七ノ六)。前売り千円(当日千三百円)
・三浦綾子さんを語る夕べ/十二日午後五時から、ロワジールホテル旭川。参加費三千五百円(八日まで申し込み)

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特別企画展「三浦綾子の創作活動・小説『泥流地帯』はこうして生まれた」を第四展示室で九日から来年三月二十六日まで開催します。

三浦さんは一九二六年(大正十五年)の十勝岳大爆発から五十年を経た一九七五年(昭和五十年)、被災地となった上富良野町を訪れ、被害に遭った人たちや、その被害から復興に立ち上がった人たちの聞き取りをおこないました。北海道新聞で『泥流地帯』の連載が始まったのは翌五十一年からです。

同展では、その時の取材ノートや口述筆記の原稿、参考文献・資料、十勝岳大爆発の写真、新聞記事などを展示しています。

問い合わせと、語る夕べの参加申し込みは、同記念館(TEL69―2626、FAX69―2611)まで。