北海道環境福祉専門学校(東川町)環境保全学科の学生らが十七日、JR旭川駅前で「みんなの生活と地球環境を創ろう」と題する第二回目環境フォーラムを開いた=写真。

 「CO2を削減し地球温暖化を防ぐ」「廃食用油を使ってリサイクル品をつくる」ことを市民に訴えようと、トドマツの苗木二百本と廃食用油から作ったアロマキャンドル二百個、落ち葉を利用して作ったしおり二百枚を市民に無料配布した。

 トドマツの苗木は同校キャンパス内の自然林で育ったもので、落ち葉もそこから拾い集めた。廃食用油は食育福祉学科が実習で使用したもので、いずれも自分たちの身の回りのものを再利用し、自分たちで作った。

 しおりとアロマキャンドルは、市民がその場で作成できるよう実演コーナーも設けられ、市民が足を止めて取り組む姿がみられた。

 しおりコーナーを担当した二年生の伊藤和真さん(20)は「子どもからお年寄りまで関心を持って作ってくれます」と通行する人たちに盛んに声をかけていた。

 アロマキャンドルを製作していた一年生の谷口拓司さん(19)は「市民のみなさんに地球温暖化を防ぐCO2削減に少しでも関心をもってもらたいと思っています」と立ち寄る人たちにキャンドルを手渡していた。

 橋本優一専任教員は「このフォーラムは学生たちが自ら企画立案したものです。学生たちが授業で取り組んでいることを市民のみなさんに知ってもらい、実際に作ってもらおうという目的があるようです」と語っていた。

 この催しは今後も年二回の割合で開催する計画だという。