市民実行委員会が主催する第三回小熊秀雄を「しゃべり捲くれ」講座が十一日午後六時半から、ときわ市民ホールで開かれる。

 講師は元高校教師で郷土史家の金倉義慧さん。シリーズ最終回の今講は、「晩年の小熊秀雄 その愛のかたち」と題して、小林葉子に宛てた未公開の手紙を題材に、女性にもてたといわれる小熊の異性への思いについて考察する。

 参加無料。テキストとして市民実行委員会が編纂・刊行した「小熊秀雄詩撰 星の光のように」(税込千円)を使う。

 また、第四回講座は年明けの一月二十日午後六時半から、実行委員会の高田雍介事務局長が「映像による『小熊秀雄のサハリン―その足跡を辿る』」と題して小熊が少年から青年期を過ごした樺太(現サハリン)を訪ねた今夏の旅行をリポートする。問い合わせは同会事務局の高田さん(TEL61―2731)へ。