「貧困大国アメリカに見る、日本の未来」と題する講演会が二十三日午後一時から、勤労者福祉会館(六ノ四)で開かれる。平和を考えるつどい旭川実行委員会の主催。

 講師は、堤未果さん。東京都出身。国連、アムネスティインターナショナルニューヨーク支局員を経て、米国野村證券に勤務中の〇一年九月十一日、同時多発テロに遭遇。現在は、米国と日本を行き来しながら執筆、講演活動を続けている。「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命~なぜあの国にまだ希望があるのか」(海鳴社)で日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞、「ルポ 貧困大国アメリカ」(岩波新書)で日本エッセイストクラブ賞+新書大賞を受賞し、同書は韓国語、中国語に翻訳出版された。

 「もう自衛隊しかない」――北海道の高校生が道内で就職口を探そうとしたら自衛隊を選ばざるを得ない状況が生まれている。それは、アメリカで起きている「経済的徴兵制」につながる事態ではないのか。アメリカの実態をもとに、私たちの国の未来を考える講演会。

 資料代として五百円。託児もある(申し込みが必要)。問い合わせは、旭労連(22―2133)へ。