国の「人材力が引っ張る地方の元気回復プラン」に基づいて、地域を活性化する人材力を育成しようと、東京から「地域活性伝道師」として政所利子さん（(株)玄代表取締役）が派遣され十四日、サテライトキャンバスＨＩ・ＲＯ・ＢＡ（四条買物公園）でセミナーが開かれた＝写真。
政所さんは地域振興・地域ブランド、商品開発、環境計画やプロデュース等に取り組み、浅草「六区街の再生」などにも深く関わっている。
セミナーには農業者や家具製造業、飲食業、ＩＴ関連などの分野から八人が参加、それぞれの業種からの視点で地域活性についての課題や問題点を発表した。
３・６街の衰退と危機意識の低さを問題提起する参加者に対して、「まちづくりには、街の有力者など一部の突出した人だけが盛り上がっては駄目。それでは長続きしない。皆が共有できるスローガンを打ち出す必要がある。それもきれいごとじゃない現実的な内容で」と政所さん。過去に東京の自由が丘の商店街で経験した事例を参考にアドバイスした。参加者たちはそれぞれの業種の立場に立ちながら真剣に耳を傾けた。
