教師の指導力向上を目的とした「土曜教師塾」が十一月二十一日、家具メーカー、コサイン(永山町六、星幸一社長)で開かれ小、中、高校の教師七人が参加した。

 北海道教育委員会が取り組む「まなび環境づくりプロジェクト」の一環で、学校、家庭、地域が一体となって子どもの「まなび」の環境づくりを推進しようと今年度から実施。教師塾の他に家庭での生活習慣や学習習慣のための保護者向けセミナー「親塾」などを開講している。

 今回は、ものづくりの体験から実感を伴った指導方法を教育の現場で生かしてもらおうと、工場で出る「木っ端」を使った時計作りに挑戦した。作品作りに先立ち、同様にして作った幼稚園児や小学生の作品を星社長がスライドで紹介。自由で発想力豊かな子どもたちの作品に先生たちは驚きの表情だった。

 「最近、制作活動していなかったので、いい機会だと思い参加しました」と永山中学校の宮崎智教諭。「子どもたちならパパッと作れちゃうだろうけど、いざ自分もとなるとなかなか大変」と富良野樹海小学校の梅壷京香教諭。和気あいあいの雰囲気で「マイ時計」作りに打ち込んでいた。