最近、子どもがお金にまつわる事件に巻き込まれるケースが増えている。児童や生徒にお金との正しい接し方を伝え、現実社会をよりよく生きるための確かな力を培っていくことが、ますます求められている。

 来年一月七日に開かれる「教員のための金融セミナー」では、金融教育の第一人者、工藤文三さん(国立教育政策研究所初等中等教育研究部長)と、國光幸人さん(金融広報中央委員会事務局金融教育プラザリーダー)の二人を講師に招き、金融教育の意義や具体的な手法などについて講演をおこなう。工藤さんが「学校における金融教育の授業プランのヒント」、國光さんが「金融教育って何ですか?―“生きる力”に通じる金融教育」と題して話す。

 北海道金融広報委員会の主催。協力している日銀旭川支店は「子どもにお金に関する教育をどうするかは、父母にとっても大きな関心事だと思います。教員に限らず、多くの市民の参加を待っています」と話している。

 開催時間・場所は午後二時~同五時、上川教育研修センター(六ノ四)講堂。募集人数五十人で、参加は無料。参加希望者は氏名・連絡先・住所・質問(教員の場合は学校名と担当教科を追加記入)などを記入し、ハガキかファクス、メールで申し込むこと。

 問い合わせ、申し込みは、日銀旭川支店(TEL23―3181、Fax29―2012、メールasahikawa@info.boj.or.jp)へ。