銀座ライオン旭川店(宮下十一)のファンクラブ、「旭川ライオン会」(本告勲会長)が十八日、旭川福祉園(花咲町一、中田英作理事長)を訪れ、チャリティーオークションの売り上げ二十万一千三百五十円を寄附した。

 旭川ライオン会では毎月第二火曜日に例会を開いており、今月で二百二十七回になった。同会からの寄附は〇一年(平成十三年)が最初で、今年で九回目。第百回記念例会の折に、旭川福祉園の利用者らで組むハンドベル隊が演奏を披露してくれたことから、そのお礼にと寄附が始まった。

 オークションには、会員からパソコンやゴルフバッグ、等身大のぬいぐるみなどが出品された。最も高額で落札されたのは年代物のワインで、三万円だった。トータルで昨年の約十五万円を大きく上回り、過去最高を記録した。

 同会の本告会長は「チャリティーオークションも九回目となり、会員たち自身が非常に楽しみにしている一大行事になりました」とにこやかに話した。

 寄付金は、旭川福祉園のクリスマスパーティーで、普段の昼食に付け足す形でのバイキング、またお土産の餅代などとして使われる。同園の中田理事長は「毎年協力していただき、利用者は大変喜んでいます。クリスマスを盛大にすることができ、本当にありがたい」と話した。

 銀座ライオン旭川店の野澤武行支配人は、こうした福祉への貢献活動について「当社は、本社は東京ですが、店を構えるそれぞれの地域に貢献したいという思いがあります。旭川店のある限り続けて行きたい」と引き締まった表情で話していた。