春光台地区に住む住人たちでつくる「かるたの会」は、地域の交流と世代間のコミュニケーションを深める目的で約七年前に結成された。現在は幼児から老人まで幅広い世代のメンバーが毎週土曜日、春光台地区センターでかるたを楽しんでいる。

 最初はかるた好きの老人が集まり、かるたを楽しむ会だったが、子や孫、知人を通じて参加者が年々増え、現在は四十人近くにのぼる。特に約二十人の小中学生は十七日に開かれる第七回旭川こども歌留多大会に向けて猛練習中だ。

 代表の木谷修さんは「子どもの覚える早さには驚かされます。かるたは遊びの中で聴く力や見る力を養いますし、集中力も高まります。また、お年寄りからも孫世代と楽しめると、とても喜ばれています」と話す。大会では勝ち負けよりもかるたを通して多くを学んでもらいたいと話している。